富士フイルムHDが新中計、30年度売上高4兆円 バイオ医薬など重点

(2024/4/17 17:00)

  • 新中計を説明する後藤社長

富士フイルムホールディングス(HD)は17日、2024ー30年度の7カ年を対象とする中期経営計画を発表した。30年度に売上高4兆円、営業利益率約15%を目指す。成長領域と位置付けるバイオ医薬品の開発・製造受託事業(CDMO)や半導体材料を中心に、24ー26年度の3カ年で総額1兆9000億円の成長投資を行う。後藤禎一社長は「収益性と資本効率を重視した経営により、ステークホルダーの価値を生み出す」と述べた。

中計期間中の26年度に売上高3兆4500億円、営業利益3600億円、当期利益2700億円を目指す。26年度までに積極投資し、27年度以降に利益獲得段階へ移る方針。30年度には自己資本利益率(ROE)10%以上、投下資本利益率(ROIC)9%以上を達成するとした。

富士フイルムHDは従来、30年度に売上高を3兆5000億円以上にする長期目標を掲げていた。ヘルスケア分野では23年度までに独自技術を活用したドラッグデリバリーシステム(DDS)に注力。次世代医薬品の核酸医薬品や、メッセンジャーRNA(mRNA)のプロセス開発・製造受託ビジネスも展開した。高機能材料領域では先端半導体の微細化・高集積化に応じた幅広い製品を提供してきた。

(2024/4/17 17:00)

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