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[ 科学技術・大学 ]
(2019/2/23 05:00)
愛知県小牧市の民家に昨年9月26日夜に落下した隕石(いんせき)が国際隕石学会に「小牧隕石」として登録され、東京・上野の国立科学博物館で19日展示された。火星と木星の間にある小惑星帯の小惑星が起源とみられ、約2510万年前にこの隕石を含む破片が小惑星から分離した後、地球に飛来したと考えられるという。
展示された隕石の最も大きい破片は約550グラム。ケイ素や鉄、マグネシウムなどが含まれ、「普通コンドライト(球粒隕石)」の一種に分類された。九州大での分析の結果、起源の小惑星は太陽系の誕生直後、約44億年前に形成されたとみられることが分かった。
展示は3月17日まで。隕石が落ちて当たり、えぐれた民家の屋根の一部も見られる。同博物館の米田成一・理化学グループ長は「隕石が民家に落ちることもあると身近に感じてほしい。『はやぶさ』などの探査機が小惑星からサンプルを取ってくる時代になったが、分析できる隕石が増えると研究者にはありがたい」と話した。(時事)
(2019/2/23 05:00)
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