ジェトロ、米ＧＭとの商談会を初開催へ−次世代車の技術募集

• 

【ニューヨーク＝時事】日本貿易振興機構（ジェトロ）は２３日、来年２月に米中西部ミシガン州ウォーレンで開催する、米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）との商談会への参加申請の受け付けを開始した。自動運転車や電気自動車（ＥＶ）など次世代の移動手段がテーマで、関連技術を持つ日本企業の販路拡大を促すのが狙い。

自動車各社は近年、「車の電動化」と「自動運転技術」を次世代の成長分野と位置付け、関連投資を加速させている。ＧＭも同様で、今月２日には２０２３年までに少なくとも計２０車種のＥＶと燃料電池車（ＦＣＶ）を市場投入すると発表。完全な自動運転車の開発も急いでおり、来年初めにもニューヨーク市マンハッタンの公道で走行試験を開始する予定だ。

ジェトロは今回、これらの次世代車開発に不可欠な、ビッグデータ分析やソフトウエア開発、より効率的で低コストな車載電池、サイバーセキュリティー、センサーや人工知能（ＡＩ）、車の軽量化に関する技術を持つ企業を募集する。募集期間は１２月１日までで、４０社程度で締め切る予定。

ジェトロは昨年以降、対フィアット・クライスラー・オートモービルズ（ＦＣＡ）の商談会を２回、対フォード・モーターを１回開催しており、いずれも好評だったという。ＧＭを相手とする商談会は今回が初めて。