産業春秋/西日本豪雨から2年

(2020/7/6 05:00)

岡山県、広島県、愛媛県などに甚大な被害を及ぼした「西日本豪雨」から2年。被害額は単一の水害として過去最大の1兆2150億円という未曽有のものだった▼土砂崩れで2人の社員が亡くなったヒルタ工業(岡山県笠岡市、自動車部品製造)。会長の晝田(ひるた)真三さんは「被害を忘れてはいけない」と、使えなくなった機械をモニュメントとして被災工場に設置した。事業継続計画(BCP)も一新し、備えを強化する▼太洋電機産業(広島県福山市、ハンダごて製造)は、河川の氾濫で本社工場、事務所、倉庫が浸水した。同社も記憶を残そうと、本社玄関脇の壁に到達水位を示すプレートを取り付けた。工場の床を底上げし、豪雨情報があれば製品を2階に上げるなどの対策を続ける▼ここ数年の集中豪雨や台風による被害は、50年、100年に1度の規模のものが頻発している。4日にも熊本、鹿児島で特別警報が出る記録的な大雨が発生。熊本県の球磨川が氾濫するなど、多数の被害が発生した。記憶が薄れる間もない▼今年は新型コロナウイルスという新たな脅威とも向き合う日々。晝田さんは「支援策をフル活用して、回復を待つしかないですね」と前を向いている。

(2020/7/6 05:00)

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