出光、バッテリー交換EVでFOMMと協業 全国の拠点網活用

出光興産は２６日、小型電気自動車（ＥＶ）メーカーのＦＯＭＭ（横浜市神奈川区、鶴巻日出夫代表取締役）とバッテリー交換式ＥＶ事業で協業する検討を始めたと発表した。全国のサービスステーション（ＳＳ）網を活用したＥＶ関連事業を推進するのが狙い。ガソリン車からエンジン部品を取り除き、ＥＶ関連部品を取り付けることで、ＥＶに切り替える軽自動車向けＥＶコンバージョン事業なども検討する。

検討内容は出光の系列ＳＳ網を使ったＦＯＭＭ製ＥＶのアフターサービス提供や、ＦＯＭＭのバッテリー交換式コンバージョンＥＶ事業の販売・改造業務・アフターサービス提供などの４分野。

ＦＯＭＭは２０１３年に設立。１９年に「水に浮き移動ができる対水害機能」を備えた小型ＥＶをタイで発売し、２１年から日本でも販売している。交換可能なバッテリーを搭載し、家庭での通常充電に加え、専用のステーションでバッテリーを交換できる。