インタビュー/プロテリアル研究開発本部AMソリューションCV長・丸野祐策氏 シムテックとアルミ合金粉末開発

(2023/12/7 12:00)

プロテリアル(旧日立金属)はシンガポール製造技術研究所(シムテック)と、航空宇宙・自動車部品などの金属積層造形向けに高強度・高耐食性合金粉末を共同開発した。金属材料技術や3Dプリンターのプロセス技術の融合に関し、プロテリアル研究開発本部の丸野祐策AMソリューションCV長に聞いた。

―新たなアルミニウム合金粉末「ADMUSTER L61P」の開発に成功しました。

「アルミが持つ軽さと強度を兼ね備えつつも、割れが原因で造形に適用しがたかったアルミ合金『6061』の組成成分を改良し、割れを抑える新合金粉末を開発した」

―どのように問題を解決しましたか。

「『6061』を3Dプリンターで造形すると高温割れが生じがちだが、この凝固過程で金属の結晶粒径が細かくなるよう成分調整して、それを抑制した。粉末製造プロセスの独自開発も進め、高い造形品質を実現する真球度の高い粉末を提供可能にした。今後は各種アプリケーションへの適用検討を進め、金属3Dプリンター技術による顧客の価値実現に貢献していきたい」

  • 「ADMUSTER L61P」の造形例

―シンガポール政府が所管するシムテックとは、2018年に連携を始めました。

「当社の金属材料技術、シムテックの持つ世界最高水準の金属3Dプリンティングプロセスの知見を融合させ、新たなソリューション提供をともに実現すべく共同ラボを設立した。双方から研究者が派遣されており、一体となって材料・プロセスの開発や知的財産の創生に努めている」

―売上高の目標は。

「当社は25年度に金属3Dソリューションで年20億円の売上高を目指している」

(2023/12/7 12:00)

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