1―3月のGDP、年率2%減 2四半期ぶりマイナス成長

(2024/5/16 11:35)

内閣府が16日発表した2024年1―3月期の国内総生産(GDP、速報値)は物価変動の影響を除いた実質の季節調整値で前期比0・5%減、年率換算で2・0%減だった。マイナス成長は2四半期ぶり。一部自動車メーカーの認証不正問題に伴う生産・出荷停止の影響で個人消費や輸出が落ち込んだ。GDPの過半を占める個人消費は同0・7%減と4四半期連続のマイナス。4四半期連続のマイナスはリーマン・ショックの影響を受けた09年1―3月期以来。

輸出は同5・0%減で、4四半期ぶりのマイナスだった。企業の設備投資は同0・8%減と、2四半期ぶりのマイナス。輸送用機械への投資が減少した。住宅投資は同2・5%減で3四半期連続のマイナス。公共投資は同3・1%増と、3四半期ぶりのプラスとなった。

物価変動の影響を含む名目GDPは同0・1%増、年率換算で0・4%増だった。名目GDPの水準は599兆円となり、過去最高を更新した。

(2024/5/16 11:35)

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