日立建機、ＩＣＴ油圧ショベルを欧州投入

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日立建機の平野耕太郎社長（写真）は２０日、日刊工業新聞社などのインタビューに応じ、２０１８年度に情報通信技術（ＩＣＴ）を活用した油圧ショベルを欧州に投入する方針を明らかにした。現地の代理店を通じて販売またはレンタルで提供する。作業者の技量や経験が施工の精度や効率性に影響していたが、ＩＣＴによる油圧ショベルの制御で作業を改善できる。国内に続き海外で顧客基盤を拡充する。

平野社長は「欧州では国ごとに異なる油圧ショベルの使い方に合わせて対応する」と述べた。各代理店と提供方法などを検討しながら、ＩＣＴ油圧ショベルで欧州に参入する。日本よりも欧州のほうがＩＣＴを駆使した建設機械の普及が進んでいるという。

日立建機は工事全般にＩＣＴを生かす国土交通省の方針に伴って、ＩＣＴ油圧ショベルを国内で提供しているが、欧州での提供が海外展開の第１弾となる。