[ 科学技術・大学 ]

AIが国語記述問題を添削 理研・東北大、4年内実用化へ

(2018/4/17 05:00)

理化学研究所革新知能統合研究センター自然言語理解チームの乾健太郎チームリーダー(東北大学教授)らは、国語の記述問題を採点・添削する人工知能(AI)技術を開発した。一つの説明文を複数の採点基準で評価して点をつける。生徒は加点ポイントや減点ポイントを採点基準とともに示され、学びやすい。3―4年で通信教育の採点支援システムとしての実用化を目指す。

長文を読み設問に沿って60―80字程度で説明させる高校の記述問題をAIで採点した。例えば1問15点の問題で「答えの主語が正しい(2点)」、「設問意図を反映した部分を例示している(3点)」など、複数の採点項目をもつ。

採点項目ごとに細かく評価したデータを100―200個用意してディープラーニング(深層学習)にかけ、採点項目ごとの学習モデルを構築した。

さらにこれらを統合した学習モデルを作り、問題の点数(全体点)と全体の解答文章が対応した約5000デ...

(残り:287文字/本文:687文字)

(2018/4/17 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

Journagram→ Journagramとは

科学技術・大学のニュース一覧

おすすめコンテンツ

電験三種 合格への厳選100問 第3版

電験三種 合格への厳選100問 第3版

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

シッカリ学べる!3DAモデルを使った「機械製図」の指示・活用方法

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

技術士第一次試験「建設部門」受験必修キーワード700 第9版

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

モノづくり現場1年生の生産管理はじめてガイド

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン