KDDI、40年度にネットゼロ グループ目標策定

カーボンニュートラル、30年度に前倒し

ＫＤＤＩは９日、グループ全体で２０４０年度末までに温室効果ガス（ＧＨＧ）排出量を実質ゼロにするネットゼロ達成目標を策定したと発表した。ＫＤＤＩの事業活動に関わる排出（スコープ１、２）に加え、スコープ３を含むサプライチェーン（供給網）全体からの二酸化炭素（ＣＯ２）排出量をネットゼロ化する。

このほか、ＫＤＤＩグループのカーボンニュートラル（ＧＨＧ排出量実質ゼロ）目標年度を従来比２０年前倒しし、３０年度とした。企業が太陽光発電設備などを導入して社会全体の再生可能エネルギー導入量増加につなげる「追加性のある再生可能エネルギー」がＫＤＤＩの消費電力に占める比率を３０年度に５０％以上にする。

２５年度中に、ＫＤＤＩグループがテレハウスブランドで展開している全世界のデータセンター（ＤＣ）が使う電力の１００％を再生可能エネルギー由来の電力に切り替える目標も設定した。

一連の目標達成に向け、ａｕリニューアブルエナジー（東京都千代田区）の太陽光発電を用いた再生可能エネルギーの利用などを強化する。