産業春秋／ジャパンモビリティショー26日開幕

日本自動車工業会（自工会）主催の「ジャパンモビリティショー２０２３」が２６日に東京ビッグサイト（東京・有明）で開幕する。一般公開は２８日から。前回までの「東京モーターショー」から名称を変更し、車に限らないモビリティーの未来を体験してもらう。

クルマからモビリティーへ、東京からジャパンへ。自動車業界だけでなく、他産業やスタートアップ９０社を含む過去最多の４７５社が参加する。車の枠を超えて、「日本発」の未来を発信する。モビリティーのある都市、ビジネス、生活を展示や映像などで紹介する。

未来の東京を体験できる「東京フューチャーツアー」は巨大スクリーンの映像と展示で１００台以上のモビリティーを紹介。四足歩行ロボットや災害時の遠隔操作ロボットなど、従来のモーターショーを変革・進化させた企画で来場者を迎える。

スタートアップによる高速飛行ロボット（ドローン）や自動配送ロボット、さらに車を買うように手軽に購入できる３Ｄプリンター住宅なども紹介する。

四十数年前の中学１年の時、東京・晴海のモーターショーを見学したのを思い出す。スーパーカーブームだった。今やモビリティー。隔世の感を禁じ得ない。